2024年までにセミリタイヤを目指すトラック運転手の日記

2024年の40歳までにセミリタイヤを目指す運転手の日記です。夢を叶えるための軌跡をご覧下さい!

トラック運転手の労働環境の改善はできるのか?

みなさんの職場の労働環境はいかかでしょうか?

トラック運転手の労働環境はとても悪いです

 

 

今回は運転手の労働環境は改善できるのか?について書いていきますが、結論から言いますと改善は無理です

 

 

理由はこれから書いていくので、最後まで読んで頂けると嬉しいです

 

 

 

 

ほとんどの運送会社の求人には実際の労働環境とは違う事が記されていて、入社してから『面接のときの労働条件とぜんぜん違うやん!』って事は頻繁にあります

 

 

実際に僕が今働いている会社も平均残業時間40時間と書いてありましたが、当ブログでのお給料報告の時に書いてある通り、毎月280時間前後は働いています(100時間は残業していますw)

 

 

 

みなさんも実際の求人とは違う条件で働いてると思います

 

 

では何故こんな事が起きるのでしょうか?

 

 

僕なりに考えてみると、

 

① そもそも定時という概念が無い

 

② 荷主からの運賃が安い

 

③ 渋滞や、荷役作業での時間のロスが多い

 

④ 全線高速が使えない

 

 

色々と出てきます

 

 

まずは①の定時という概念が無い...ですが、これは定時の概念というか、定時で仕事が終わるように配車が組まれてないのが問題だと思います

 

 

確かに所定労働時間の8時間内で会社を出て、荷物の積み卸しをして、会社まで帰って来れない場合が多いですよね?

 

 

そして、いくら地場運行と言っても、地場の一回戦だけでは運賃が少なく、結果として運転手の給料にも響いてきます

 

 

ここで荷主からの運賃が高ければ②の問題も解決できます

 

 

しかし荷主は1円でも安く荷物を運ぶ運送会社を探し、運送会社はライバルを蹴落とすために他より安い運賃で仕事を受けます

 

 

これはずっと昔から変わらない悪循環です

 

 

 

もちろん利益は大事なので、荷主としては少しでも安い運賃で運ばせたいのは仕方ないと思います

しかしその結果が運送業界の人手不足に繋がっていくのです

 

 

 

荷物を運ぶ側も『こんなに安い運賃じゃ運べません』と言いたいと思います

でもそれを言ったら荷物が無くなってしまう...

 

 

これは永遠のテーマとも言えるべき問題で、荷主からの運賃が改善されれば、運送業界の問題の大半は解決できると思っています

 

 

適正運賃が出れば、④の全線高速が使えない問題も解決できますし、運転手による自主荷役作業を有料にすれば、運転手の給料も増えますしね

 

 

運転手による自主荷役作業が有料になれば、それを嫌がって倉庫や配達先側に荷役作業をやってもらう契約になってくるはずです

 

 

ここまで書いてきた問題は、荷物の孫請けやひ孫受けになるほど顕著に現れてきます

要するに、いい仕事は元請けがやり、質の悪い仕事は下請けがやる構図ができてしまっています

 

 

冒頭に、労働環境の改善は無理と言いましたがトラック業界全体で考えると無理です

 

 

しかしあなたの労働環境を良くすることはできます

 

 

それは転職です

少しでも元請けに近い会社に入社すれば、労働環境は確実に良くなります

 

 

僕の今日の労働時間は12時間でしたが、そのうち3時間は休憩時間で仮眠しています

拘束時間は長いけど、仮眠する時間も多い...これは元請けの特権です

 

 

今は2トン車しか乗れなくても次は4トン車、10トン車へと経験を積んで、その経験を元に、少しでも元請けに近い会社に入社しましょう!

 

 

労働環境を変えるには、自分で動くしか方法はないと思います

少しでも皆さんが満足してトラックに乗れますように...